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リコースローンとは

2008年8月10日

日本においては、銀行からお金を借りて不動産を購入した場合、物件の価格が下落しても借入金額を返す義務があります。これがリコースローンと呼ばれるもので、借主がリスクを負わなくてはならないものです。

これに対し、世界的なスタンダードとなっているのはノンリコースローンで、物件を手放してしまえば、それ以上のお金を返す必要がない制度です。つまり、不動産の価値が下落した時のリスクを購入者が負うのか、銀行が負うのかの違いと言えます。

日本においてはリコースローンが適用されており、さらに言えば住宅を購入する時には連帯保証人を付けるのが一般的です。そのため、たとえ返済が苦しくなって不動産を手放しても債務は残り、首が回らなくなってしまうのです。

連帯保証人に迷惑をかけるわけにもいかず、生命保険金で返済を行うために自ら命を絶ってしまう人が毎年出ているのです。この意味では、リコースローンとは命がけの契約と言えるでしょう。

もっとも、日本のように住宅価格が高確率で下落する国の場合には、リコースローンにしておかなくては銀行が貸し出した資金を回収できず、世の中にお金を流す役割を果たせなくなってしまいます。その意味では、ある部分では仕方ないのかもしれません。

不動産の価格下落が当然の出来事である日本と、あくまでイレギュラーな出来事である新興国を比べた時、銀行にとっても貸出のリスクが異なるため、国によってリコースローンなのか、ノンリコースローンなのかが違うのは、ある部分で理由があることです。

考えなくてはならないのは、銀行がリコースローンを取らざるを得ない、つまり物件の価格下落を大きなリスクと捉えている環境において投資をして勝てる確率があるかということです。このことは、日本で住宅を買う前に考慮しなくてはならないでしょう。

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